STORY - 椅子タップダンスのあゆみ
History - 沿 革
2011年12月
東日本大震災をきっかけに災害ボランティアを経験。その後、団体設立。
2012年8月
宮城県気仙沼市社会福祉協議会と協同。
復興支援ボランティア
地域コミュニティ再形成支援事業として
椅子タップダンス体験会を実施。
2016年11月
社会福祉法人 気仙沼市社会福祉協議会より
地域コミュニティ形成支援事業として感謝状授与
2019年9月
国分寺市芸術文化振興補助事業に選出。
市民向け 椅子タ ップダンス体験会・講座を開催。
2020年3月
NHK番組「あさイチ」Lily 出演
東日本大震災復興支援事業 椅子タップダンス 特集
2020年9月
コロナ禍における事業として
オンライン椅子タップダンス体験会を開催。
国分寺市芸術文化振興補助事業にも採択される。
2020年12月
NHK番組「ごごナマ」 Lily 出演
椅子タップダンス 特集
2021年3月
NHK番組「ごごナマ」 Lily 出演
東日本大震災復興支援事業 椅子タップダンス 特集
2021年7月
公民館主催事業「椅子タップダンス」
東京都小平市、埼玉県朝霞市で開催
2022年5月
世界初「椅子タップダンス」市民サークルが
東京都小平市にてスタート。
MESSAGE - メッセージ
2011年3月11日東日本大震災。
何か自分達にもできることがないかとの思いで、大学生の教え子と共に宮城県気仙沼市に行き被災物の撤去等の支援を行いました。
その中で避難所や仮設住宅で暮らす被災者の方達の『生活不活発病』を防ぐため、運動をする機会を作りたいという要望を受け、座りながら誰もが楽しめる「椅子タップダンス」の体験会を開催することとなりました。
「体を動かし、歌い、交流をして心が晴れやかになる」と評判を呼び、それ以来毎年気仙沼の仮設住宅、公民館、小学校などを訪れ体験会を行なってきました。
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『生活不活発病予防』
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『コミュニティ再形成事業』
を目的に行なってきた椅子タップダンス。
今では全国で幅広い世代が気軽に楽しんでいただき交流が図れるダンスとして愛されるようになりました。
これからも皆さんが長く健康で幸せに過ごせる社会を目指して活動していきたいと思います。
Profile - 発起人&講師
Lily (Tap Artist)
TAPは想いを伝えるために生まれた『言葉』
TAPを軸に人々を繋ぎ、誰もが取り残されることのない世界に向け、インクルーシブなアプローチで制作、プロジェクトを行う。
東日本大震災復興支援をきっかけに、TAPを通じて文化芸術・社会貢献活動を行うFreiheit Tap Contribution Projectを発起。
東京・NY・気仙沼を拠点に被災地支援、地域活性化、コミュニティ形成、高齢者福祉、教育、障害者福祉に取り組む。
VOICE - 専門家よりメッセージ
青梅慶友病院 リハビリテーション室室長
吉際俊明氏
当院の患者様の特徴について
当院に入院される患者様は、8割が車椅子を使用し、9割が認知症を患っています。
そのため、以下のような問題が生じやすいという特徴があります。
①車椅子での生活により下肢を動かす機会が減少する
②下肢や体幹を中心としたの筋力低下が起こりやすい
③膝や足首を中心とした下肢の関節可動域の減少
④呼吸、心肺循環機能の低下
⑤動かない時間の増えることで生じる慢性痛(不活動性疼痛)
⑥意欲の低下
タップダンスに期待されること
【運動としての効果】
①下肢や体幹の筋力維持
②膝や足首の可動域維持
③呼吸・心肺循環機能の維持
④不活動性疼痛の抑制
【音楽や集団での効果】
①口頭での説明に理解が難しいケースでも、
リズムや周囲の雰囲気に乗って体を動かしてくれる
東村山歯科医師会会長
小西勇人氏
一般社団法人 東京都東村山市歯科医師会 会長
東京都東村山市学校歯科医会 会長
東京都東村山市学校保健会 副会長
東京都東村山市立第三中学校 歯科校医
東京都学校歯科医会 参事
東京都歯科医師会 参事
東京都歯科医師会 代議員
東村山市 保健福祉協議会委員
東村山市 介護認定審査会委員
東村山市 スポーツ科学委員会
東村山市 保育料等審査会
多摩北部医療センター運営協議会 委員
多摩小平保健所歯科保健推進会議 委員
タップダンスに期待されること
【骨粗しょう症予防と転倒予防】
下半身の筋肉を鍛える動きと、骨への程よい刺激により効果があると言われています。
【認知機能改善とADL(日常生活動作)の向上】
脳と体を同時に積極的に使うことにより効果があると言われています。
【歯周病予防と虫歯予防】
カウントを数える、歌を歌う、お話をするをすることで唾液が分泌され、虫歯・歯周病予防になると言われています。